Top > スタッフブログ

スタッフブログ

詳細表示 リスト表示 検索

見どころ満載!知る人ぞ知る六郷満山の隠れた名刹!

今週は非常に厳しい寒さとなりましたね。

比較的温暖な気候で知られる国東半島でも雪が積もり、震え上がるような寒さでした。

これほど積もったのは十数年ぶりかも。

近所の子供たちはかまくらやデッカイ雪だるまを作ったりして楽しそうに遊んでましたが、私はコタツで丸くなるという・・・(笑)

とにかく寒いのが苦手な私です(T-T)


ただ大寒も過ぎたことですし、これから徐々に暖かくなってるくるはずなので、あともう少しだけ我慢ですね (*^^*)





それでは本題に入りますね。


前回の真木大堂、いかがでしたでしょうか (*^^*)

大迫力の仏像の数々に圧倒されましたが、実は国東半島にはもう一ケ所、真木大堂に負けず劣らず立派な仏像を安置されてるお寺があるんです!


それがコチラ ↓


竹田津港からお車で約20分。

豊後高田市黒土にある『無動寺』(むどうじ)


正直、両子寺や文殊仙寺や真木大堂などに比べると知名度が低いので、もしかしたらご存知ない方も多いかもしれませんが・・・仏像ファンの間ではかなり有名なお寺なんですよ!(^∇^d)




無動寺は、約1300年前に開かれた六郷満山の中山本寺のひとつ。

最盛時には末寺十二坊を擁した天台宗の名刹で、六郷満山の中でもかなり有力な寺院だったそうです。↓

※駐車場看板より。



後背にそびえる岩山は『無動寺耶馬』といわれ ↓


かつては六郷満山の修行の場でした。

※現在は峰道トレッキングコースになっているので、機会があればまたご紹介しますね(*^^*)




六郷満山といえば神仏習合文化ですが、やはりこのお寺のすぐ横にも、寄り添うように神社があります。 ↓



急すぎる石段にしばし絶句・・・(笑) ↓



石段を上った先にある『身濯神社』(みそそぎじんじゃ) ↓




上手く表現できませんが、かなり厳かな雰囲気ですね。


神社にある説明板によると、身濯神社はもともと六所権現であったが、明治の神仏分離によって身濯神社に改称されたと書かれてました。

どちらにせよ、お寺の横に神社が健在・・・これぞ“六郷満山スタイル”

これが六郷満山の面白さです (^∇^d)



さて、いよいよ本堂にお邪魔します。 ↓



正直、外観は普通のお寺と何ら変わりません。


でも、本堂の中がとにかくスゴイんです!!


外からは想像も出来ないほど豪華なお堂にビックリ!Σ(゜Д゜ノ)ノ





初めて訪れた方は、間違いなくこのギャップに驚くはず ( ̄m ̄*)



ご本尊は真ん中に鎮座している【不動明王坐像】 ↓


桧の一木造りで、像高115.8cm。※総高は2m以上。

平安後期の作だそうで、真木大堂とはまた違った雰囲気ですね。

不動明王といえば「鬼の形相」のイメージですが、この像は柔和で優しい表情をしています。



そして、今回最もご紹介したかったのがコチラ! ↓


一番右側に鎮座している【薬師如来坐像】! 

像高155cm。

この像が無動寺の中で一番大きく、その存在感は圧倒的!!!

ご本尊は不動明王ですが、むしろ無動寺の主役はこっちといっても過言ではありません。




木彫の薬師如来としては、六郷満山の中で最大規模を誇ります。



今回は代表的な仏像二体だけをご紹介させていただきましたが、他にも薬師如来坐像に匹敵する規模の「大日如来坐像」や「伝弥勒仏坐像」などなど、全部で16体もの仏像(全て県重要文化財)が安置されているんですよ (*^^*)


これだけの仏像を一度に拝観できるのは、ここ無動寺だけです!



そして、もう一つ注目なのがこの天井! ↓



一面に描かれた曼陀羅はとにかく圧巻です!







もし許されるならば、大の字に寝そべって、この見事な曼荼羅をゆっくりと観賞したかった(笑)




見どころは他にも!


無動寺は仏像ファンだけじゃなく、石仏ファンの間でも人気で、特にお寺の裏側にある【十六羅漢と十人の弟子達の像】は必見です! ↓









これまでいろんな羅漢さまを見てきましたが、無動寺の羅漢さまは一体一体が特徴的な表情をしていて、かなり精巧に作られている印象ですね (*^^*)



また本堂の脇にも、大小さまざまな石仏の数々や ↓



「地蔵堂」などもあります。 ↓






以上、いかがでしたでしょうか?


無動寺の外観はいたって普通のお寺ですが、中はどこを見渡しても見どころが満載!!

特に県重要文化財にも指定されている16体の仏像は一見の価値ありですよ!


訪れた際は是非、お寺の隅々までじっくりとご覧になって下さいね (^∇^d)








というわけで・・・


◎場所はコチラ ↓



◎詳細&お問い合わせはコチラまで ↓

黒土不動尊【無動寺】

[住  所] 大分県豊後高田市黒土1475
[電話番号] 0978-53-4895
[拝観料金] 無料
[駐 車 場] あり(約10台、無料)



皆様も機会があれば是非一度、六郷満山の隠れた名刹『無動寺』を訪れ、16体の貴重な仏像や表情豊かな十六羅漢をご覧になってみてはいかがでしょうか v( ̄∇ ̄)




〜追記〜

次回の更新は2月10日(土)を予定しております m(__)m

[登録日] 2018/01/27 16:12 | 固定リンク | コメント(2)
  • ▼ コメント
  • 最後の写真は結構お気に入りの一枚なのては??

    見応えありますね。
    あの本堂で三日三晩無心なれば、きっと下界のいやなことも忘れそう・・・いや、恋しくなるかな??
    モノクロ写真で撮ったら、かなり良さげな写真が撮れそうだなと。

    撮ってみようかな??
    投稿者: ポチョムキン |2018/01/28 17:03
  • ポチョムキン様コメントありがとうございます。

    >最後の写真は結構お気に入りの一枚なのては??

    やっぱりバレました?(笑)

    思った以上に良く撮れたので、さりげなく掲載してみました ( ̄m ̄*)

    確かにモノクロであれば、もの凄くカッコいい仏像が撮れるでしょうね!

    ただ、悲しいことに、私にはそんな技術も自信もありませんが・・・( ̄∇ ̄;)

    無動寺には他にもたくさん見どころがありますし、住職さんのお話も面白いので、もし機会があれば是非一度訪れてみてください(*^^*)

    撮影スポットとしてもかなりオススメですよ(^∇^d)
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2018/01/28 23:16
▼ コメントの投稿
名前 必須

メールアドレス
※ メールアドレスは公開されません。
URL


コメント 必須 記号挿入

※ URLは自動的にリンクされます。

画像認証 必須
(半角)
※ お手数ですが、下の画像の中にある数字を上記へ入力してください。
画像認証
← 2024/12 →
01 02 03 04 05 06 07
08 09 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

スタッフおすすめスポット
アーカイブ
RSS
あかねの郷・渓泉 選べる宿泊プラン レジャーパック くにさき六郷温泉「山翆荘」宿泊&フェリー往復パック