Top > スタッフブログ

スタッフブログ

詳細表示 リスト表示 検索

断崖絶壁の頂に架かる超スリリングな石橋にチャレンジ!

4月に入り、一気に暖かくなってきました!

桜の開花宣言が発表されてから約1週間。

寒さの影響からか、満開になるまでかなり時間がかかっていますが、ようやく少しずつ見頃を迎えています (*^^*)


開花が遅れた分、例年より長くお花見が楽しめそうですね♪




それでは早速、本題に入りますね (*^^*)


春の行楽シーズン到来!という事で、今回はお子様連れでも気軽に楽しめる国東半島の「峯道ロングトレイルコース」をご紹介させていただこうと思ったんですが・・・

良く考えると、峰道ロングトレイルコースといえば、そのほとんどが僧侶も恐れる危険な道『修験道』なんですよね ( ̄∇ ̄;)


ならば、同じご紹介するなら最も険しい場所をご紹介させていただきましょう!

※理解不能な発想 ( ̄m ̄*)ヾ( ̄∇ ̄;)オイ



それがコチラ! ↓



豊後高田市長岩屋にある「天念寺」の裏山に架かる『無明橋』(むみょうばし)です v( ̄∇ ̄)





無明橋は、かつて行われていた僧侶たちの荒行「六郷満山峯入り」の中で最難関とされていた場所といわれているほど険しい場所に架けられたアーチ石橋の事です。


ココですね。 ↓




ブログをご覧いただいてる方であればご存知かと思いますが、実は数年前に一度ご紹介させていただいたスポットなんです。


その時は、下から眺めた写真だけのご紹介でしたが・・・


今回は意を決して、あまりにも危険なために峰道ロングトレイルコースからも除外されているという「無明橋」を実際に渡ってきたので、その模様をご紹介させていただきますね (^∇^d)

※ブログの取材もだんだん命がけになってきた気が・・・(笑)



と、その前に。


まずは天念寺と周辺の見所について、簡単におさらいをしておきますね (*^^*)


天念寺は、開基が718年と伝えられる歴史のある寺で、旧正月には鬼が松明を持って回る伝統行事「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が行われる事で知られています。 ↓




※豊後高田市HPより



また、天念寺の目の前を流れる長岩屋川には、「川中不動(かわなかふどう)」と呼ばれる巨大な岩に彫られた不動三尊像があり、豊後高田市の人気観光スポットの一つにもなっています。 ↓



ガイドブックなどに写真が載っているので、ご存じの方も多いかもしれませんね (*^^*)


更に天念寺のすぐそばには「鬼会の里・歴史資料館」という施設があり、先ほどご紹介した「修正鬼会」の映像が鑑賞できたり、国の重要文化財である「阿弥陀如来立像」などが収められているほか、豊後高田そばなど食事も楽しむ事ができるんですよ。 ↓





さて、それではいよいよ今回の主役「無明橋」を目指しましょう!



情報によると、かなり危険な場所が続くらしいので、一眼レフカメラはここでお役御免。

両手が自由に使えるように、所持品はコンデジとスポーツドリンク、あと非常連絡用のスマホのみという超軽装でアタックします。



登山口はいくつかありますが、今回は「鬼会の里・歴史資料館」の裏から登ります。


いきなりテンションが下がるような注意看板が・・・ ↓


「関係者」という言葉は誰の事を指すのかちょっと謎ですが、それくらい危険な道という事なんでしょうね ( ̄∇ ̄;)



かなりビクビクしながらのスタートでしたが(基本的にノミの心臓)、しばらくはこのような緩やかな道が続いていました。 ↓



道中にはいたるところに祠があり、安全を祈願しながら進みます。↓






これくらいだったら、楽勝楽勝♪



なんて、思ってたのもつかの間・・・


いきなり目の前に、高さ3m以上の大きな壁が現れました! ↓



“これくらいまだまだ平気♪”



でも、ここから徐々に険しくなってきます。





更に進むと、こんな場所が! ↓



あの〜、足場が30センチほどしかないんですが・・・(汗) ↓


※左側は深い谷底・・・つまり、落ちたらデス(death)です。



ただ、これは序章にしか過ぎませんでした ( ̄∇ ̄;)



壁をへばりつくように進んだ先に、今度は見上げるほど急こう配な上り坂が!! ↓



足元はこんな感じなんですよ! ↓



!!!!


※落ちたらデスです。



ここからはもう、恐怖のあまり無言状態に・・・


道中で一番怖かったのは、更に進んだこの壁! 

※あ、これ私です(笑) ↑


写真じゃよく分からないと思いますが・・・


角度はほぼ垂直、両端の崖はえぐられたような形になっており、当然周りに柵や手すりなんてありません。




つまり足元を見ると、100メートルくらいはあろうかというはるか下の谷底しか見えない状態なんです! ( ̄▼ ̄|||)


唯一の“命綱”が、細いクサリ1本と足をかける数センチほどの出っ張った岩しかないなんて・・・

いくらなんでも怖すぎ!! (T-T)


※もはや言うまでもありませんが、ちょっとでも足を踏み外せば確実にデスです。



何とかこの壁を登り、無事に無明橋に到着しました! ↓



無明橋は、長さ約3m、幅約1.2m。

両サイドの岩山に、またこんな場所に、如何にしてこの石橋を築いたのか不思議でなりません。



ただ、もちろんこの時はそんな事を考えてる余裕はなく・・・


あまりの恐怖でしばらく動けない状態に(笑) ↓



5分ほど経過した後に意を決して渡ります!! ↓



なんとも情けない姿・・・(T-T)


取材の為とはいえ、高所恐怖症の私にとっては、さすがにこれは拷問でしかありませんでした ( ;∀;)


※落ちたら・・・もしかしたら一瞬だけ鳥になった気分に浸れるかもしれません。ただ、確実にデスです。



橋を渡れば、八十三番札所に到着。

弘法大師さまが祀られていました。↓

※この先は行き止まりです。 



ここでの願い事はただ一つ!

“どうか無事に帰れますように (;-人-;)”



帰りは、無明橋から見えるアノ場所に行ってみました。 ↓

※無明橋までの途中にあります。


やはりものスゴい場所にありますね ( ̄∇ ̄;) ↓


※あと一歩進むと、デスです。



それにしても、ここから見る景色は絶景ですね!



訪れた人だけが味わえる至福の瞬間です♪ (*^^*)




っと、ここで大変な事を思い出しました!!



当然、登りがあれば下りがあるわけで・・・


トレッキング経験者の方ならお察しだと思いますが、登りよりも下りの方が遥かに怖いんです!( ̄▼ ̄|||)



この後、半べそをかきながら下山したのは言うまでもありません (ToT)/~~~






以上、「無明橋」体験記をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか? (*^^*)



所要時間は往復で約1時間程度と、比較的気軽に登れるコースではありますが、ご覧いただいたように、無明橋だけでなく道中もかなり危険な箇所が多いので、滑りにくいゴム手袋や靴など、それなりの準備はしっかりとしてアタックされた方が良いと思います。



ちなみに、今回は最も険しいといわれている天念寺側からのコースをご紹介させていただきましたが、天念寺の向かいの谷にある「無動寺」側から登るコースは比較的緩やかなので、初心者の方はオススメですよ♪ (^∇^d)




というわけで・・・


○場所はコチラ ↓




○詳細&お問い合わせはコチラまで ↓

【豊後高田市観光協会】

[電話番号] 0978-22-3100(代表)


・またはコチラ ↓

【鬼会の里 歴史資料館】

[住   所] 豊後高田市長岩屋1152
[電話番号] 0978-27-3049
[営業時間] (4月〜11月)9:00〜17:00、(12月〜3月)9:30〜16:00
[定 休 日] 毎月第2、4火曜日(祝祭日は除く)



国東半島には無明橋の他にも、昨年ご紹介させていただいた「旧千燈寺跡〜五辻不動」や、無明橋と同等クラスの難所が存在する「中山仙境」、卑弥呼の墓とも噂されている「猪群山」などなど、魅力的なコースがたくさんありますので、皆さんも機会があれば是非一度、国東半島でトレッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか v( ̄∇ ̄)


・コースなどの詳細については、コチラのサイトをご覧ください ↓
国東半島峰道ロングトレイル




〜追記〜

次回は久々に一等航海士ワダくんが登場します! v( ̄∇ ̄)

果たしてどんな話題なのか、皆様どうぞご期待下さい♪

[登録日] 2016/04/02 15:20 | 固定リンク | コメント(6)
  • ▼ コメント
  • 高所恐怖症の私には写真を見てるだけで尻がキーンとくるような写真が2枚程あるんですけど…

    こういうネタ大好きです。
    お体に気をつけて(また)頑張ってください。(意味深)

    投稿者: へっぽこの輔 |2016/04/03 21:37
  • へっぽこの輔さまコメントありがとうございます。

    ご無沙汰しております(*^^*)

    少しは無明橋の険しさを感じていただけたでしょうか?

    実際に訪れると写真の何倍もの恐怖感があるんですが、写真じゃどんなに頑張っても、あの恐怖感・臨場感が表現できないんですよね ( ̄∇ ̄;)

    パノラマ写真であれば少しは伝わるかもしれませんが・・・。

    こればかりは実際に訪れていただき体感していただくしかありません ( ̄m ̄*)

    国東半島峯道ロングトレイルのコース内には、無明橋に匹敵するような難所がまだまだございますので、機会があれば「また」頑張ります(笑)
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2016/04/03 23:08
  • 凄いところに行かれましたね。
    そして、よく戻ってこれましたね。
    私は絶対にいけませんよ。あの鎖でダウンします。
    筋肉痛にはならなかったのですか??
    今頃ひょっとして・・・・
    投稿者: ポチョムキン |2016/04/04 23:00
  • ポチョムキン様コメントありがとうございます。

    自分でも「よくあんな場所に行ったな〜」と、ブログを書きながら他人事のように感心してしまいました(笑)

    もともとアウトドア派なので、軽いトレッキングは好きなんですが、さすがにあのような険しい場所は・・・。

    今回は同行者が背中を押してくれたので何とか行くことができましたが、一人だと絶対に無理だったと思います ( ̄∇ ̄;)

    ちなみに筋肉痛は、3日後に出ました(笑)
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2016/04/05 00:11
  • もはやこれはボルダリング状態!注意書きの看板の文言がリアルすぎ つまり落っこちても知らねーぞ!ってことですね。ひとつ気になるのが あの補助的な鎖ってのは定期的に交換するものですかね?当然、金属ってものは腐食していくし 雨風にさらされて錆びてきたり・・・ただ登るだけでも怖いのに交換するとすれば それに携わる人ってすごい人ですよね。交換しながら 交換用の鎖を持って入れ替えながら登って行くのでしょうかね?みんなの安全のために裏方の人が支えていってるんでしょうね!ちなみに自分もここは無理!です。 最後にT氏のお尻がなかなかいい感じですね!(笑)
    投稿者: みゆパパ |2016/04/08 23:54
  • みゆパパ様コメントありがとうございます。

    おっしゃる通り、途中からはまさにボルダリング状態ですね!

    命綱がない高さ100mのボルダリング・・・めちゃくちゃ怖いです( ̄∇ ̄;)

    本当に怖い思いをすると、膝はガクガクではなくプルプルします(笑)

    そして鎖の件ですが、私も同じ事を思いました。

    鎖自体は(おそらく)ステンレス製だったので、鉄に比べると腐食しづらいとは思いますが・・・それでも定期的な交換はもちろん、場所が場所なだけに交換の際はかなり大変でしょうね。

    国東半島には他にもたくさんのトレッキングコースがありますので、整備に携わる方には本当に頭が下がります。

    お尻の件については・・・恐怖のあまり、あのような大変お見苦しい姿となってしまいました(笑)
    投稿者: フェリースタッフ豊田 |2016/04/09 10:01
▼ コメントの投稿
名前 必須

メールアドレス
※ メールアドレスは公開されません。
URL


コメント 必須 記号挿入

※ URLは自動的にリンクされます。

画像認証 必須
(半角)
※ お手数ですが、下の画像の中にある数字を上記へ入力してください。
画像認証
← 2024/11 →
01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

スタッフおすすめスポット
アーカイブ
RSS
あかねの郷・渓泉 選べる宿泊プラン レジャーパック くにさき六郷温泉「山翆荘」宿泊&フェリー往復パック